2008年03月05日

目論見を誤ったmixi

私も加入しているSNSのmixi。
そこで規約の改定を巡って問題が起きている。

mixi規約改定問題 「ユーザーが著作者の時代」にまた繰り返す大騒動(1/2)
mixi規約改定問題 「ユーザーが著作者の時代」にまた繰り返す大騒動(2/2)
(以上、ITmediaニュース)

問題点は多岐に渡るようだが、端的に言うとこういうことらしい。
(mixi内「mixiの規約改定に異を唱える」のトピック、【今回の問題点まとめ】から引用)

・mixiにupしたすべてのものをmixiの都合で使用・公開しちゃうよ(許諾猶予は二日(笑))返事なかったら同意したって事で(笑)

・著作人格権放棄してね。改変する事もあるし(笑)でも、私たちが公開した内容の責任は、あなたがとってねw (勝手に歪められた内容を発表され、その訂正すら許されず、損害賠償などの責任だけ負わされる可能性)

・この規約の効力は過去にも及ぶからw(忘れているものや削除したはずのものが、知らない間に公表される可能性)

・裸を描写(文章でも)したら削除しちゃうかもよw性的描写とか関係無しに

・自称権利者(笑)が、削除申請してきたら、ホイホイと応じちゃうのでよろしく


wだの(笑)だのついているので、おふざけ感は拭えない印象だが、
実際のところ、これが最も的確なまとめであろうと思うので
引用させてもらった。


さて、これを踏まえて、mixiは何を間違えたのか。

法理論や法律の運用には疎いので、その辺からはあまり言えないが、
そのようなことを抜きにして考えてみるに、
mixiはユーザーによって自身が成り立っているという
最も根本的なことを何処かに置き忘れた挙げ句に
かかる規約改正をしてしまったのではないか、ということに尽きる。

つまり、こういうことだ。

mixiには少なからぬユーザーが存在し、
それらユーザーが自身の手でコンテンツを作り上げていっている。
それは例えば、日記であったり、レビューであったり、
写真であったり、動画であったり、いろいろと存在するのだが、
それらコンテンツに対してmixiはただ乗りをしようとしているのではないか、
という疑念が新規約の上から窺え、いくらmixi側がそれを否定しても
新規約の条文を改めるという具体的な行動が起きていない、
また仮に改めてもそれが果たしてユーザーの納得いくようなものに
なるかどうかの道筋が具体的に示されていないことが、
今回の問題の最も重要な点ではないか、ということだ。

あたかもmixi自身がユーザーから権利を取り上げ、
自身の利益として利用しますよと宣言しているように読めてしまうのが、
どうやら今回の新規約らしい。

過去にも、様々なところで著作権問題は起きてきたが、
またしてもこうした問題が起きてしまった背景には、
現行の日本の著作権法がデジタル化した現在のメディア社会に
合致しないものとなってしまっていることが大きいような気がする。

mixiの規約は規約として、早急に見直しが必要だが、
それと同時に現行の著作権法に関しても見直しが必要だろう。
実態と乖離した法律を根拠に何かをしようとすると
必ず現実との齟齬が生じてしまうものである。
そこら辺を、もっとしっかり議論できないものか。


以下、蛇足。

私も一応「mixiの規約改定に異を唱える」というコミュに加入している。
他にも同種のコミュは多々あるようだが、
いちいちそれらに加入しても仕方がないので、
表記のコミュへの加入に留めている。
現在、これを書いている時点で6,555人の加入者がいるようだ。
posted by KAZZ at 20:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化・芸能(日本) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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